こんばんは、フリーター雑魚です。
実は毎週日曜日にAmazonプライムで映画を見ているフリーターです。
Amazonプライムにはウォッチパーティと言う機能があって、みんなでチャットしながら映画を見られるという素晴らしい機能があります。
Netflix君も見習ってくれたまえ。頼む。
そんな中で、去年(記事執筆中から見て)見た映画の中で面白かったものをピックアップして紹介したいと思います。
俺の主観で語られるうえ、プライムの対象外になってる映画もあると思うので注意。
文句はNetflixに言ってください。私のせいではありません。
2021年、面白かった映画ランキング
もはや映画好きの人が読むのをやめているだろうという事は想像に難くない。
しかしながら面白いと思っちゃったものは仕方がないので、ひとつづつ良さを書きなぐっていきたい。
勢いと爽やかさの爆弾 プロメア (2019年)
まさか見出しにに自作の煽り文を入れるとは思わなかっただろ。
それはそれとして、プロメアはあのTRIGGER制作のアニメ映画である。
『キルラキル』や『グリッドマン』、『リトルウィッチアカデミア』などを手掛けているアニメ会社であり、国内外のファンも多い。かく言う私も『キルラキル』は途中まで見た。原作見ないでエロ画像見てるのもアレかなと思ったから。面白かったよ。
劇場公開当時はプロメアプロメアとお祭り騒ぎ。口を開けばプロメアはいいぞプロメアはいいぞと映画館から出てきた人は人が変わったようにプロメアプロメア言っていて、性根がハングドマンノットの四方山坂太郎的にはあんまり見たい映画ではなかった。
でもあんまりにも面白そうだからってんでウォッチパーティで見ようと思ったワケ。もう3年もたってるし、良いかなって。
メインテーマがサッカー中継とかに流れてそう。それはどうでもいい。
とにかくのっけから勢いがすごい!最初からアクセル全開で繰り広げられるアクションと、アニメならではの映像美に呆気にとられている暇もなくストーリーはシリアスなものになっていきます。
あらすじは、突如発生したバーニッシュと言われる炎を操る人種と、その炎を鎮めて人命を守るバーニングレスキューたちの話です。簡単に言うと。
確執とか野望とかを全部鎮火して大団円でィわっはっは。って感じのラストがさわやかすぎて、しばらくの間プロメアはいいぞと至る所で布教しまくってしまった。みんな知ってた。
見て損するようなことは絶対にないと思う。ただ、人によってはべらんめぇ口調が移る。
サバイバル+ヒューマンドラマ キャストアウェイ(2000年)
かなり有名な作品ではあるが、有名作というのは往々にして知ってるだけで見たことない人が多いのだ。知らんけど。俺もトゥルーマンショーはまだ見てないし。
運送会社のSEであり、クッソ忙しく働いている時計人間の主人公が飛行機事故により無人島に漂着。生き残るためのサバイバルが始まり、そこから脱出するまで…
それがみんなのイメージだと思うけど、ここまでが第一部だとするとこの映画は2部構成になる。第二部はこの映画のいいとこなのでぜひ各自、自分の目で味わってほしいと思う。
現代社会と無人島、2つの時間のスケールで主人公はそれぞれ大事なものを得て、失っていく。最後の主人公のセリフは前に進む勇気を与えてくれる良い言葉だと思うよ。あんまり覚えてないけど。
劇中には暗示的な展開が多く、それが後半になるにつれ主人公に暗い影を落とす。
人間だれしも、苦手な、嫌いなものを意図的に見なかったり、避けたりするものである。それが祟っていつか手痛い失敗になったり、向き合わなければならない試練にまで成長してしまったりした経験はないだろうか。俺の場合は…俺の場合は言わなくていいか。
もしこのブログを大真面目に読み、かつこの映画を見たことがなく、かつ社会人として生きているような人間がいるとするなら、きっと見てみると良いかもしれません。
そんな人間はいないはずだけど。
スチームパンク・フレンチ冒険活劇 アヴリルと奇妙な世界
エッフェル塔が2本あるアル!
みんな、スチームパンクは好きかな?
蒸気、歯車、飛行船。ごみごみした街並み、汚い空気。そして冒険。
好きであるならさっさと見てしまった方がいい。誰も君を裏切らないよ。
この映画に惹かれた理由はSFジャンルだけではなく、この画面の雰囲気にある。アニメ映画と言えば、ジャパニメーションかディズニーピクサーの類しか見たことがない俺にとって、この外国の洒落た絵本のような作品はとても魅力的に見えた。
時は1880年代から1900年代前半、アインシュタインなどの著名な科学者が軒並み行方不明となり科学は大いに停滞。世界は石油エネルギーに乗り換える事が出来ず、そのまま石炭に依存し続け資源戦争が繰り返される。残った科学者たちは兵器開発の為に国家に尽くさなければならなかったが、主人公のアヴリルの両親と祖父は政府の目から逃れて不死の薬を研究していた。
冒険活劇、イカすメカ、良い感じの伏線、そしてロマンス。
例えるなら、雰囲気のいい喫茶店で出される、良い感じの看板メニューと言った感じ。意味わかんなくなっちゃった。お腹いっぱいにはならなくても胸いっぱいになる感じ?
一つ注意させてほしいのは、アヴリルの相棒の猫が数回可哀相な目にあうこと。
一応ね。
なんだこの映画ってなる良作 カメラを止めるな!
俺この映画、韓国の映画だと思ってたよ。多分新感染みたいなタイトルの映画と公開時期が近かったからだと思う。
とにかく、前情報なしで映画を見ることをお勧めする。この映画はそういう見方をした方が面白い。
ゾンビ映画の撮影の為にとある廃墟に来た撮影班たち。うまくいかない撮影に監督はブチギレて撮影は中断してしまう。なんとか場を和ませようと雑談を交わすキャストとスタッフの目の前に、突然本物のゾンビが襲い掛かる…
みたいな?このあらすじ見て「お、新しいな。見よう」ってなる奴はいないと思うし、最初の30分間はツッコミどころ満載。ぜひイキリ映画オタクみたいに「構図が~」とか「セリフの間が~」とか言って楽しんでいただきたい。
まぁ、この映画も公開時いろんな方向から話題になった作品なので知らない人も少ないと思うけど。
ラストシーンが学祭みたいですき。
夢と現実と 世界で一番ゴッホを描いた男
今までドキュメンタリー映画をほぼ見たことが無かったが、この映画のおかげでほかの作品にも手を出す勇気が出た。
取材対象は中国人の男性。名画のレプリカを作成する産業が盛んな村で、ゴッホの絵を描き続けて工房のスタッフと家族を養っている。そんな彼がある日意を決してオランダのゴッホ美術館へ行くという内容。
彼や彼の工房で絵を描く職人たちは、その絵を描いた画家に対しての限りないリスペクトをもって日夜油絵を描いている。
しかし現実は厳しく、ゴッホの探求を続け絵を描き続けても生活は苦しい。
その境遇はまさしく原題の「China's Van Goghs」と言っても差し支えなく、ゴッホと自分を重ねて涙する姿はドラマのようだった。
1時間強の見やすい尺なので、一度ご覧になってみてはいかがだろうか。
目標に向かって精一杯生きる、というのはこういう事なのか。と、自分の人生について深く考えるいい機会になった。何を考えたのかは忘れたけど。
番外 ランキングには入れないけど紹介したい映画
・トンデモホラーシリーズ「あっ!この家にはトイレがない!!」
宗教勧誘で訪問した家でトイレを借りようとした主人公。何故か家人に必死に止められるがそれどころではない。家中探すもこの家にはトイレがない!!いったいなぜトイレが無いのか?
という謎の映画。阿部寛も出ている。血を吸う宇宙の方だったかな。作品全体に漂う怪しい雰囲気が大好きで、DVDの特典についてるショートムービーが良作。あれ、それも血を吸う宇宙の方だったかな。
・山本エリ「復元可能性ゼロ」と化す
人間が獣のように狂ってしまう「狂人病」が流行している世界。感染したと思しき姉がある日主人公の自宅に転がり込んでくる。
日に日に狂っていく姉の姿、主人公は姉をかばい続けるがゆえに周囲とトラブルを起こしてしまう。不安感と閉塞感漂うホラー映画で、あまり有名作ではないと思われるが耐性のある人なら良さがわかるかもしれない。
もう絵が怖いが、ラストシーンは本当に恐ろしいので、覚悟して見られる人のみオススメ。
注意はしたからな。
・エヴォリューション
なぜか母親と思しき女性たちとその息子と思しき少年たちしかいない村。そこで起こる奇妙な出来事と、脱出。
作品全体は清潔で美しいような印象を受けるが、その実グロテスクな描写があったりと底知れぬ不気味さが覆っている。
監督の実体験をモチーフにした?とかなんとか聞いたことがある。もしそうであるならばその気持ち悪さをよくも伝えてくれたと感心した記憶がある。
おねショタです。
以上、四方山坂太郎が2021年が見た映画と見なかった映画の紹介になります。
各自気になった映画があれば見てみてください。きっと面白いですから。
そして、毎週日曜21時からのウォッチパーティにも来てくれると嬉しいですね。
詳しくは私のTwitterアカウントから確認できると思います。
あなたがこのブログを読んでいるときまで、私が続けていたらの話ですが。
さいごに
冒頭でNetflixにはウォッチパーティが無い、と申し上げましたが、あるそうです。
現在ウォッチパーティに参加してくれてるみなさん、どうですかね、Netflix。
Primeで見られないあんなものやこんなものまで選り取り見取り。なんとカウボーイビバップも見られちゃう。
どうですかね、ここはひとつ。