「火に触れたものにしか、真の熱さはわからない」
これは俺が食中毒で高熱出してるときに、夢に出てきたアメスピのパッケージに書かれてるオッサンが語り掛けてきた言葉です。
四方山坂太郎25歳、半日放置した海鮮丼を美味しく食べて元気に中りました。
以下に経過と感想を書きます。
よくわかる アホが死ぬまで
3/7 お昼ごろ
出前館で海鮮丼がたのめることを知る。
ウキウキで海鮮丼を頼む。俺は生魚が大好きです。
2つも頼んだので一つは晩御飯に。3メートル離れた冷蔵庫にしまいに行くのがめんどくさくなり机の上に放置。冬なので*1。
同日 夜
元気に炙りサーモン丼をほおばる。ハムハム、ハフッ!(エコー)
今思えば(炙りサーモンだしワンチャンあるだろ)みたいな考え方だった。
その夜、妙に寝つきが悪い。腹の中がぐるぐるしているわけではないが、なにかが起こりそうな、遠足前夜のような感覚。これは後に世界大戦前夜であったことがわかる。
3/8 9:30ごろ
耐えがたいダルさと便意に支配されながら起床。微熱あり。
何が起こっているのかは一発で理解できたためとりあえず対処をググる。
日曜日に病院に行けるのかがわからなくてぼーっとする。
ノロウィルスとかがヒットしてなんだか死を意識し始める。
同日 14:00
熱が上がってくる。38度くらいだったと思う。
10~15分毎にくる猛烈な便意に襲われるが、水しか出ないためトイレに立つついでにお茶をがぶ飲みする。
体は熱いが猛烈な寒気あり。
耐えかねて知り合いに電話。薬を買ってきてもらう。
このときから関節の痛みと高熱で唸りだす。
同日 15:30
知り合いが来る。少し喋ったあと今まで飲んだお茶が全部出て来る。
知り合いはめちゃくちゃ怯えててかわいそうだった。
薬を飲んで下痢は落ち着く。下痢が落ち着くとさらに熱が上がり熱は39.1度に。
あ、俺死ぬんだ。
同日 18:00~20:00
知り合いが帰り一人っきりになる。
意識が落ちる→関節の痛みで起きる→唸る→トイレ行く→意識が落ちる
このループでそのまま夜を迎える。部屋が真っ暗の為起きてるのか寝てるのかわからない状態になってくる。
このころからだまし絵みたいなアパートの廊下で焚火をするインディアンの老人に説教される夢を見始める。
「火に触れたものにしか、真の熱さはわからない」
「後悔したものしか反省はできない」
「よく熱を通せ」
など説教された。俺はこの時心の底から後悔と反省をしており、老人の言葉を二の腕に彫ろうと心の底から考えていた。
3/9 0:00以降
あまりに体が熱いので再度検温。40度を超える。
自分の中の何かが切れてしまいちょっと笑う。
とんでもなくつらいため救いを求めてYoutubeでマリン船長*2の動画を見る。
うるさかったので兎田ぺこら*3の動画に切り替える。
同日 9:00
朝になっていることに感動してうろ覚えの聖母マリアに祈りをささげる。
体温が38度に下がる。
助かるかもしれないという安心感からか、謎のインディアンのオッサンはアパートの廊下からいなくなる。
同日 15:00
体温が36.5度に下がる。
あまりのうれしさに歌を歌いながらYoutubeを見る。
感想
進化とは淘汰である。例えば、半日放置した海鮮丼を食うようなアホは淘汰されて、元より半日放置したものは食わないような生物だけが生き残り次世代を紡げるのだ。
あの夜判断力ゆるふわのアホは高熱にうなされながら惨めに死んでいった。もう二度と同じ過ちは犯さないだろう。俺は文字通り死ぬほど頭が悪かった。
そもそも無職のくせに海鮮丼なんて食うからもったいぶって置いておくのだ。全部貧乏が悪いんだ。
今沖縄では俺の回復を祝うように雷が鳴っている。これからは作られて30分以上たったものは絶対に口にしないようにしよう。
これを読んでいる人がいたら、食い物には気を付けるんだぞ。お兄さんとの約束だ。