四方山坂太郎ブログ

自分語りとゲームとエロのブログ

俺はちょっと陰気な町のパン屋さん

どうも、ほぼ無職です。

みんな夏休みどうだった?俺は夏休みなかった。去年丸ごと夏休みだったからね。

でもほぼ無職だから暇っちゃア暇なんだよ俺。だから少し凝ったことをしようと思って、パンを焼いてみたよ。

普段からパン焼いたりお菓子作りしてるヒトが読んだら多分ストレスを感じるから注意だ。誰も読んでないと思うけど。

 

童貞だけどロールパン作るよ

ネットで適当に漁ったロールパンレシピでパンを焼こうと思ったワケ。ピザ焼いてた時期もあったから、余裕だと思ったワケ。

焼きたてのパンって、うまそうじゃん?

ほんで、酒飲みながら作ったよ。もうふわっふわになったよ。パンじゃなくて脳内が。

ゆるゆるになった頭で、分量通りの材料をまとめて混ぜて、適当に焼いたよ。

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まさひろ酒造から出ていたウォッカ。コロナで消毒液の買い占めがあったときに酒造メーカーが出していた。
つまりこれは消毒液であって、飲むものではない。

 

レシピは以下の通り。

  • 強力粉  200g
  • 水    140ml
  • イースト   3g
  • さとう   15g
  • バター   15g

なお、目分量なので正確な数字で作ってはいない。

一向にまとまらない生地に嫌気がさしたので適当に丸めて焼いてみたら、発酵させるのを忘れた。
そして出来上がったものがこれである。

 

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何だこのゴミは…たまげたなぁ。
思い付きで載せてみたローズマリーが恨めし気だ。
20分以上加熱しても手前は一切焼き色がつかなかったので取り出して、一個齧ってみた。

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黒い。深淵を見るような黒さ。
硬い。固いではなく硬い。食える石を食っているような硬さ。
光を吸い込み歯を砕く暗黒パン。

 

酔っていたのでバリバリと食い始めたが、シラフなら到底食い物として認識できないような恐ろしい塊ができた。あまりの硬さに歯茎が剝がれたほどだ。

 

パン作りに必要な3つのS

歯茎を剥がしながらゴリゴリ石を食った後酔いつぶれて、二日酔いになりながら反省会を行った。なぜ失敗したのか?そしてなんでずっと鉄の味がするのか?

パン作りには必要な3つのSがある。これを見落としていた、というより生来持ち合わせていなかったが為に小麦粉から石を作る羽目になった。

 

パン作りに必要な3つのS、一つ目は「慎重さ」

パン生地は非常に難しい。過去問くらい難しい。

材料を用意したので、その分量をボウルにまとめてこねこねすれば出来上がり、というようにはいかないものだったらしい。

水と小麦粉のバランスが肝心だ。要は良い感じの生地になればいいので、200ml入れるところを120ml入れても生地がまとまるならそれで問題ないという事。

逆に水が多すぎるからと小麦粉を追加しまくると今回のように岩石が生成される。

小麦粉に水を加える際は、全部ぶち込むのではなく様子を見ながら追加していくのが正しい作法。無作法者は歯茎が剥がれて死ぬ。

 

そして二つ目は「正確さ」である。

小麦粉と水で生地を作り、そこでイースト菌が発酵することで常識的なパンになるわけだが、イースト菌くんが活動するには燃料として砂糖が必要らしい。

さらには焼いた時の焼き色も砂糖が一役買うらしく、つまり(イースト君が喰う分 + 焼き色を付けるために生地に残す分)が必要。発酵させすぎると真っ白いパンが焼けるってワケ。

そこでイーストの量とか発酵時間はしっかり守る必要があるんだけど、これ発酵させたあとに追加で砂糖入れちゃダメ?あんま混ぜちゃダメか。

最後のSは思いつかなかった。Sakataro YomoyamaのSってことで。俺が作らないとパンが完成しないから。

 

パン焼き地獄リベンジ

レシピはそのまま、今回はしっかり発酵させてみる。

そもそも発酵させないで焼いてヘラヘラ酒飲んでた前回がおかしいので、初挑戦ってことになりませんか?

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完成したパン。ポンデケージョに見えないこともないが、やけにしょっぱい白パンになった。弾力があるというと褒め言葉だが、パンにしてはやけに固い。まずい。

なんという事だろうか。にわかには信じがたい事態が起こった。事故だ。

塩と砂糖を間違えた。

四方山坂太郎はもういいおじさんである。もう腰も痛いし脂モノも食えない。

こんなことが許されるのはドジっ子メイドかツンデレ高校生くらいのものだ。バカみたいにしょっぱい。おじさんのミスとしては最悪の部類だ。

かわいい女の子なら属性が付くところだが、汚いおじさんなので病名がついてしまう。

パンを焼くときに必要な3つのS、最後は「塩と砂糖を間違えない」かもしれない。

もしくは「同じようなタッパーに調味料を入れる時は目印をつけておく」。

 

正直ここまで来ておじさんの料理欲は完全に燃え尽きていた。

世の中にパン焼き屋はあっても米炊き屋が無い理由はここにあったんだ。素人が簡単にパンを焼けるもんじゃない。
しかしここまでくると強力粉を使い果たすまではやめられない。ほかに使い道もないからね。

 

そしてリベンジのリベンジ。ちゃんとしたロールパンを焼こうと心に決めた。

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どう?微妙?

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意外と綺麗に焼けた。

味も…味は良くない。普通に塩味が強い。なにこれ。

でも結構柔らかいし、、パンの範囲に収まる味をしている。

焼き色を付けるために卵黄を塗りたくっているのは秘密だ。

 

焼きたてのパンという幻想に取りつかれて狂ったようにパンを焼き続けた1週間だったが、芳しい成果を上げることはできなかった。

おそらくパンを捏ねることで発生する不可思議な宇宙的パワーが足りない為にパンが固いのだろう。

焼き色についてはもう知らんので、卵黄でも塗ればいいんじゃないかな。

今回学んだことは、餅は餅屋!パンはパン屋!ってことだった。ポンデケージョ食いたい。

 

ブログって「こんな面白いことしてみました!」とか「こんな驚くような体験しました!」とか「こんな役立つ情報があります!」とかが大事だと思うけど、ここまで読んで「おじさんがパン焼き失敗しました!」で終わる記事、どう?

今どんな気持ち?

 

 

 

 

 

 

パン焼き地獄番外地:童貞だけどクッキー焼いたよ!

流石に小麦粉の消費をパンだけに絞るのは疲れるので、息抜きにクッキーを焼いてみた。

俺は過去幾兆枚のクッキーを焼いたかわからんが、実際この手で作るのは初めてだ。

https://store.steampowered.com/app/1454400/Cookie_Clicker/

 

レシピは適当に検索して作った。

簡単☆基本のマーガリンクッキー
by uurioka

簡単☆基本のマーガリンクッキー

材料(4人分)
小麦粉 / 200g
砂糖 / 70g
マーガリン / 100g

 

混ぜて冷やして型抜いて焼く。終わり。

あ、上の画像はレシピサイトのサムネだからね。俺がこんなきれいに作れるわけないじゃん。

 

世の中には知っておくべきことがあって、それを知って大抵幸せにはなれない。

今まで何も考えずにぼりぼり食ってたけど、クッキーって油と小麦粉と砂糖の塊だという事を思い知らされた。ヤバイ。

特にマーガリン100gの視覚的インパクト!そしてそれに砂糖を70g注ぎ混ぜ込むスペクタクル!なぜ4人分の分量で忠実に作ってしまったのか!おじさんは一人しかいないのに!

型抜きが無いので、練った生地をラップでくるんで棒状にして、冷蔵した後輪切りにすることでクッキーらしい形にしました。

焼いている間の濃厚なマーガリン臭で胃もたれしたりもしました。出来上がりはこちら。

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美味しそう。(小並感)

オーブンの火力が無くてしっとり目の焼き上がりになりました。生焼けとも言います。

 

ここで皆さんにアドバイス

家に上白糖しかなかったのでそれを使いましたが、お菓子作りの時に使う砂糖は考えた方がいいです。

なんか上白糖特有の変な風味ががっつり全面に出てきてよろしくなかった。例えば黒糖を使うとか、三温糖を使うとか、風味が気に入るような砂糖を使うのがいいかも。もしくはフレーバーを混ぜるとかね。

日常的にお菓子作りする人って、たまにお菓子くれたりするけどこういう事だったんだ。

お菓子食いきれない。口の中あまい!あまいから飯も食えない。

 

今回はパンとクッキーを作った話をまとめてみましたが、これは8月のお話。書いてるのは10月下旬。更新が遅い。

もっとうまくできるって人は俺に教えないで、うまく作って俺に自慢してください。

パンはパン屋、餅は餅屋。

できることをやればいいんだよみんな。