こんばんは、低所得デブです。
前回の記事に書きました通り、3つの調理法でオートミールを調理してみました。
お前のブログはこの記事以外読まねぇ。という殊勝な読者の為に説明すると、以下三つ。
- ニセカレー
- ニセトマトリゾット
- ニセ汁
正直全然おいしくならないと思うんですけど。
カレーの偽物、ニセカレー
産みのインド、育てのイギリス。浜の真砂は尽きるとも世にカレーの種は尽きまじ。カレーの種ってのはカレー粉のことだ。
思えば何かにスパイスを入れてカレーになることはあっても、カレーに何かを入れてカレー以外の何かになるという事はない。水道水にカレー粉を少し入れただけでマズいカレーになるのだから。
レシピは必要かわからないが、後世の貧困デブの為に記しておこうと思う。
上記をまとめて3分レンジで加熱。うまくいけば出来上がり。うまくいかなければ吹きこぼれ。温めた後はよくかき混ぜると良い。
食欲といった言葉からは程遠いのだが、味は悪くない。
感想は、当たり前だがカレー味。大正義大カレー大先生の勝利。カレーの前にオートミールはただのニセ米と化した。もしマズかったらどうしようかと思った。
カレー用のスパイスによって味が変わるとは思うので紹介しておくと、今回使用したスパイスは「S&B 料理用カレー」というものだ。この記事をみてそれを買ったところで、私に一銭も入ってこない為リンクは張らない。
コレさえ振っておけば樹の皮や小石くらいなら食えると予想できるため、まぁ飢えることはない。
燕麦のトマト煮
正直に白状すると、トマトリゾットを食ったことがない。リゾットは食ったことがあるので、それにトマトを入れればいいのだろう。要は洒落た雑炊だよ。
レシピは以下。
トマトパックが非常にお高くついている。さぞお高い味なのだろう。
余談だが、私は偽中華鍋を愛用している。加熱が早く、黒光りしてるし、洗わなくてもいい。(語弊)
マーガリンを溶かした鍋にトマトパックを全部出し、オートミールを加えつつ加熱して水分を飛ばしていく。
ニンニク以外のスパイス類は香りが飛んでしまうかもしれないので、最後に火を止めてから投入した。根拠はない。
うわぁ…
多かった…
トマトが多かった。オートミールもなんか多い気がする。食道の途中までトマト雑炊が詰まっている感じがする。後続の低所得者諸君はトマトパックなんて高級品を1パックも使ってはいけない。今日はこれだけ覚えて帰ってほしい。広島に。
食ったことのないものを軽々しく作れると思った俺がバカだった。25年間ずっとそうだが。
そも、私はトマトを使った料理をうまく作れた試しがない。なんか水っぽいのは煮詰め足りないからか。存分にトマトの味を感じたいトマトバカには最適であるが、常人が喰った場合3口で飽きが来て生命に関わる。ややマズい。
「俺はトマト料理には自信があるぜ!」というシチリアの読者がいたらうまく調理できるのだと思う。バジルをぶち込めばいいのだという考えは心底浅はかだった。きっと大事なのはニンニクだ。バターなんて使わず、最初にアーリオオーリオとやらを作ればいいのではないか。諸君らの健闘を祈る。
アクシデント発生
最後のメニューはオートミールの味噌汁であるが、アクシデントが発生した。
味噌がカビてた。
がっかりである。本当にがっかりだ。しかたない。月一で扉を閉め忘れる私の冷蔵庫だ。そらカビるに決まってる。今月あと35円しかないからもう買いにも行けない。さすがに金がないからとカビた味噌を食うほど飢えてもいない。
残念だが、せっかくなので後続の為に私の予想だけ書いておくことにする。
オートミールは馬鹿みたいに水を吸いべっちゃべちゃになる為、味噌汁として飲むには麦と水が1:2かそれ以上の分量で調理する必要があると思う。
おじや風にするなら出汁を利かせて、思い切って溶き卵を垂らすか、かつおぶしでもまぶせば旨く食えるのではないか。知らねーけど。
おわりに
オートミールと正面から向かい合ってみて、意外とマズくない調理法を見つけ、私とオートミールの距離はかなり縮まったと言える。少なくとも今後オートミールのマズさを喧伝するような真似はしないであろう。多分しないんじゃないかな。しないと思う。
米が調理に時間のかかる味特化の主食だとすると、オートミールは短時間で出来るが味はよくない主食だと、そういう解釈に落とし込めたのは大きな進歩だ。今後ともよろしくやっていけそうに思う。
最後に食材がカビて挑戦できなかった和風味付けだが、ネットをサーフするにそのようなレシピは結構あるようだ。読者諸兄らが試してみて、悪くなかったレシピなどもあったらご教授願いたい。「まずホタテを~」とかは無理なのでご教授しないで欲しい。
金が無いからと始めたオートミール生活は、やり方さえわかれば案外悪くないものだ。食事はこれで何とかなる。娯楽はゲームとNetflix。貧乏でもそれなりにやっていけるのは現代の良い所だ。いつか永谷園の松茸のお吸い物をかけたオートミールを食える日が来るまで、頑張ろうと思った。