四方山坂太郎ブログ

自分語りとゲームとエロのブログ

2023年1月、見た映画のはなし

こんばんは、不思議のダンジョンで即降りし続けて35階くらいまで来たみたいな人生を送っているアラサーです。

今年は1か月ごとに見た映画をまとめておくと投稿の回数を稼げることを覚えたので、一つ一つ感想を書き込んでいこうと思います。かしこい!

ちょっと2月も入れてます。

見た映画リスト

1/1 正月時代劇まつり

引っ越し大名!

1/7 金曜地獄ロードショー

呪詛

1/8 新春あけましてホラーまつり

LAMB/ラム(字幕版)

1/13 金曜地獄ロードショー

キャビン

1/15 なにも思いつかなかったまつり

シャイニング

1/20 金曜地獄ロードショー

ドクタースリープ 

1/22 シェフの気まぐれ邦画まつり

熱海殺人事件

1/27 ルパン三世1期完走記念 ルパン三世

カリオストロの城

1/29 Prime君開いて目についた映画まつり

事故物件 恐い間取り

2/1 四方山イチオシ映画まつり

ハードコア

 

引っ越し大名!

星野源主演、松平直矩をモデルにした時代劇です。

時代劇の色よりコメディ色のほうが強く、ファミリー向けって感じで軽く見られて正月にも悪くなかったと思います。

主人公は陰キャの軍記オタクで、急に姫路藩から日田藩への国替えの責任者になってしまいます。引継ぎほぼ無しでハチャメチャな責任を負わされ、失敗したら切腹。そんな滅茶苦茶な…

しかしこれを仲間の力や先代の残した記録を使って何とか成功させるという物語です。

意外にアクションは見ごたえがありクライマックスにはグッとくるアツい展開が待っていますが、どうもドラマ慣れしていない俺にはコメディパートはまっすぐ見られませんでした。残念。

そのあたり問題ない人にはかなり楽しめる作品だと思います。

呪詛

Netflixで配信している、台湾のPOVホラーです。

主人公の女性はある宗教に関係しており、その禁忌を破ったために降りかかる呪いと悲劇をもう勘弁してくれってほどに見せられる映画でした。

わりとホラー映画は見るのですが、ねっとりとして陰湿なホラーはアジア特有のものだと思います。文化圏により恐怖の対象が違うのが要因らしいのですが、この呪詛の理不尽っぷりと言ったらとんでもないです。

まず知ったらアウト、見たらもちろんアウト。つまりこの映画の観客はもれなくアウト。見たら呪われる系の怖い話は怖いので禁止すべきだと思います。

POVの臨場感とセットの緻密さに、動けなくなるくらいに緊張してしまいました。

かなり有名な作品なので見ている人も多いと思いますが、未視聴なら一度は見ておいて損はないと思います。

LAMB/ラム(字幕版)

北欧の小さな牧場を営む夫婦が主人公のホラー映画です。

セリフが少なく雄大な自然を背景に羊が歩くさまは本当に癒される…はずなのですが、この映画を見た後は山や草原や羊たちでさえもなんだか不気味な何かに見えてしまいます。

情報を入れないで見るのが楽しい映画なのでここで詳細を語らないことにしますが、今まで明確に分けていた概念というか世界の摂理みたいなものがグンニャリ曲がっていくような不穏さと不気味さを抱えながら映画を見進めていく感覚は間違いなくホラーでした。

アジアホラーは陰湿といいましたが、北欧ホラーはなんだか不穏で不気味な感じを持ちつつ、それすら自然の一部かとでもいうような、よく言えば自然の懐の深さを感じます。悪く言えば自然って計り知れなくて気持ち悪い!ってなりました。

あのラストは好きですよ。

キャビン

ずっと気になっていたホラー映画です。

男女の大学生グループが別荘で休暇を満喫する…というありがちな設定ですが、これはすべて謎の組織にモニタリングされ仕組まれていたものだったのだ!というやつです。

こういう悪魔のいけにえ的ホラーにスパイスを加えたB級ホラーチックなものの中ではかなり面白い映画です。

だんだんと真実に近づいていく主人公たち、想定外の事態にかき乱される計画…とストーリーもさることながら、陽キャカップルはセックスしに外に出て死に、ヤク中とか陰キャとかは流れで死に、最後は女性が一人生き残るというお約束的な展開を作品の設定に使っているあたりが斬新だと思いました。

もうみんな見たことあると思うけど、あのSCP収容違反みたいなシーンは何度でも見たい良いシーンですね。

明らかに財団をモチーフにした組織、名ホラーのクリーチャーたちに似たほかのモンスターたち、明らかにマニア向けの演出がちりばめられているのがまた面白いです。

オススメ。

シャイニング

キャビンのワンシーンにあの双子が映り込んでいたので見たくなっちゃいました。

これを見るのはもう3回目くらいになりますが、やはり画面の綺麗さと緊迫感が癖になって何度見ても飽きない映画です。

見るたびに新鮮な感動があるのは、キューブリック監督がすごいのでしょうか。俺の記憶力がダメになってるんでしょうか。どちらにせよ映画見るだけならお得です。

何度でも言いますが、ジャックの嫁さんのファッションがとてもお洒落で好きです。

斧で扉を破るシーンが有名ですが、ジャックがホテルのバーにいくシーンも好きです。どちらも、亡霊に誘い込まれてるなぁって思いますね。

「魂を売っても、一杯のビールを!」

って一言でバーテンダーが現れたのでしょうか?原作を読んでいないのでわかりませんが、そう思っています。

ドクタースリープ

せっかくPrimeにあるんだし、シャイニング見たなら続編見なきゃな!

って感じで見てみたシャイニングの続編です。

続編といっても物語の続きというよりは世界観を拡張して主人公を続投させた感じで、映画の直接な続きというわけではないようです。

というのもシャイニングは映画とドラマの2種類があり、そのどちらの展開からもつながるように作ったらしいのです。けっこう海外ドラマみたいな雰囲気なのも、ドラマ版からの設定があるからでしょうか。

前半のドラマパートみたいな部分は前作を見ていなくとも面白いですし、後半の最終決戦に向けて魔女VSダニー、バチバチ超能力バトルは前作を見ているからこそアツい展開が多くて滅茶苦茶面白かったです。

これを見た後にまた映画のシャイニングを見ると違った味わいになりそうですし、ドラマ版も気になりますね。

ドクタースリープでも、俺はホテルのバーのシーンが好きです。

熱海殺人事件

サスペンスコメディ邦画です。

熱海で風俗嬢が工員に殺されたというシンプルな事件を二階堂伝兵衛が捏造や脚色を加えてドラマチックに仕立て上げるという映画なのですが、セリフ回しとか立ち振る舞いが独特でかなり面白かったです。

とにかくやることが滅茶苦茶な二階堂ですが、赴任してきた熱血真面目キャラの熊野刑事はじめ登場人物が滅茶苦茶な言動をしたりとギャグの部分はかなり俺好みで楽しめました。

主人公が渋カッコよかったり、最後の自供パートは本当にドラマチックで昔のサスペンスを彷彿とさせるドロドロ具合だったりと、見ごたえのある映画です。色んな意味で。

カリオストロの城

アニメ会でルパン三世1期を完走したので記念に見てみました。

公開時期的には2期の終盤かその後だと思いますがあまりにも面白いと言われている割にはちゃんと見たことがなかったので見ることにしましたが、これを見ないのは本当にもったいないくらい面白かったです。モデルになったと思われる1期のニセ札つくりを狙え!という回を見ていたので、余計に。

よく言われる万国旗のシーンも名シーンですし、キャラクターそれぞれが本当に良い味を出しています。さすが宮崎駿って感じ。

メインキャラはさることながらパブの客や銭形の部下などのモブキャラも生き生きとしていて、にぎやかなシーンと静かなシーンのメリハリにすっかり引き込まれてしまいました。

OPからEDまで、余すところなく面白いので、語るには少なくともあと2、3回は見たい映画でした。また見たいです。

事故物件 恐い間取り

Amazon君のおすすめするままに見た邦ホラーです。

事故物件に住む芸人である松原タニシさんの実体験を基にしたらしく、番組の企画で事故物件を転々としながらそこで起こった怪奇現象を映画にしたものだそうです。

自分自身事故物件に好んで住むタイプの人間ですが、舞台になった大阪の事故物件の多さたるや凄まじいですね。実際調べてみるととんでもない数がヒットします。

一人の芸人が事故物件に住んで成功していくドラマとしてみると面白い映画なのですが、あのオチはどうもホラーとしては…とは思いますね。

でも実際呪い殺されるようなことがあったら実体験語れませんからそう言うもんなのかもしれないです。ドキュメンタリーにオチが弱いって言うのと同じようなものかもしれません。

大阪が舞台だからでしょうか、時折挟まれるギャグがいい塩梅に清涼剤になって、そこまで暗澹としないのですっきり見られます。

俺の好きな、テレビで土曜日の昼下がりに始まって、夕飯の支度を考えながら見ると丁度いいくらいの映画です。これ褒めてます。

ハードコア

2月からしばらくネット環境がない生活をするので、一時の見納めという形で急遽映画会をしました。

記憶の無い男ヘンリーは改造人間である。悪役エイカンにさらわれた妻を取り戻すため、謎の協力者と共にド派手なアクションを繰り広げる!

というと何も知らない人は見ると思いますが、飛び散る肉片吹き出す血しぶき、ゴア表現山盛りの上全編一人称視点。片方でも苦手な人は吐き気を催す要素なので、両方に耐性があるか根性がないと耐えられないめちゃくちゃ人を選ぶ映画です。

ロシアが舞台なのでパルクールはもちろん、高速道路でアクションして轢かれる、榴弾で吹っ飛ばされる、相手の体を刺す、割く、撃つ、と生々しいシーンを全部一人称の特等席で見られます。

しかしそれゆえに迫力があり、ストーリーも意外性があり見た目だけの映画ではありません。ガンズ・アキンボみたいな意外性のあるグロアクション…?似てるけど似てない感じです。

耐性があるなら一度は見て損はないと思います。酔い止めは飲んだ方がいいかもしれないです。

 

一月の映画会まとめ

なぜかホラー映画が多くなってしまいました。

どうしてもホラー映画が多くなってしまうようです。

しかし中華ホラー、邦ホラー、北欧ホラーなどとバラエティ豊かなホラー映画をたくさん見れて、しかも合間合間にカリオストロ熱海殺人事件、ハードコアと毛色の違う面白い映画をたくさん見れたのはとても楽しかったですね。

しかし偏ったジャンルを見続けるのも体に悪いので、たまには他のジャンルも見て離脱症状を起こしたいところです。

 

おわりに

残念ながら2月はアホの四方山が映画会を主催できないので更新はできませんが、映画のチョイスと投票の開催だけはする予定です。

映画会の開催は別の参加者にお願いする形にはなりますが、ネット環境が整えば参加できなかった分の映画を消化して2月の映画会の感想も纏められると思います。

しばらく映画から離れて…

映画見なかったら俺は趣味がないな。俺ってどうしたらいいですかね。

 

長々と駄文を読んでいただきありがとうございました。

ついにお礼が言えるようになりました。

それでは次回も読んでいただけると幸いです。

 

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