四方山坂太郎ブログ

自分語りとゲームとエロのブログ

パラパラのチャーハンとオートミールについて

こんばんは、おそらく5月には口座の金がなくなって消費者金融を頼る羽目になる無職です。

そんなことはどうでもいいんだ。

実はな、とんでもないことを発見した。まず聞いてくれ

 

もくじ♡

 

なーんちゃってウソウソ。

別に知ってる人は知ってるだろうなって思う普通のことだよ。

かねてよりオートミールを美味く食うことを模索していた限界無職おじさんですが、ここ最近は安定の雑炊攻めか失敗したオートミール餃子の2択でした。

雑炊攻めは具材をカスタマイズできる点でかなり汎用性があったのですが、餃子はダメでした。

まずオートミール餃子の説明と評価から纏めたいと思います。

 

オートミール餃子 小麦粉で包んだ虚無

私はオートミールの、そのねっちゃかねっちゃかした性質に着目して粉ものや餡を用いる料理に流用していました。

まとめる力には今一つ欠けるが、まぁまとまらないこともない。でもやっぱ本物があったらよかったなぁ。という、いまいち微妙な部下に仕事を振る上司みたいな感じで使っていました。

オートミール餃子もその流れで何となく作ってみたものでした。その作り方を以下にまとめておきます。

 

オートミール餃子

 

材料

  • 餃子の皮 市販
  • オートミール 気が付いたらあったやつ
  • ニラ 一束
  • たまねぎ 半玉
  • 生姜 好きなだけ
  • ニンニク 好きなだけ
  • オイスターソース 好きなだけ

まず餃子の皮以外をみじん切りにできるものはみじん切りにして、混ぜて少量のお湯を加えてにっちゃかにっちゃか混ぜます。

それを餃子の皮に包んで焼きます。

おしまい。

 

上記のレシピを見てお気付きだろうが、今回は完全に肉の代わりとしてオートミールを使っている。つまり肉は一切不使用。これにはビーガンもニッコリ。

味が気になる?目次にも書いてあるのに?

まず餃子の味の構成は何かといえば、その皮と中の肉が8割、薬味が2割といったところだと思う。

要は皮が普通のもので、肉もその辺の豚挽き肉でも使っていればだれが作っても食える餃子にはなるということだ。

その味の要である肉を、今回はオートミールで代用してしまった。オートミールはほぼ無味である。しいて言うなら炭水化物の味はする。

過去何度も言っている通り、素オートミールというものはまったくもって食えたものではない。これを素で食ってるやつはおそらく修行僧か何かである。ご苦労様です。

つまりこの餃子はほぼ無味で、強いて言えばちゃんと火が通っていないたまねぎの辛みと小麦粉の風味があって珍しいタイプの春巻食ってるみたいだった。

葉ネギ高かったんだもんしょうがないじゃん。

というわけで「餃子の肉をオートミールで代用するのはやめた方がいい」というのはおそらく一つの答えだと思う。もちろん何の工夫もなくそうするのは愚行だ。というわけで、ラードを加えたりうま味調味料を足したりと工夫すればおいしく食べられるのではないだろうか。これは無職ではない有能な人類に任せることとする。

 

オートミールはチャーハンにするな

オートミール穀物であって、肉ではない為餃子には向かないことは上記の実験で分かったことだった。餃子は畑のお肉ポジの人に任せよう。

それでは穀物ポジのオートミールができる中華料理といえば?

チャーハンなのではないか?

そう思いついた取材班は早速お湯を沸かしたのであった。

 

オートミールチャーハン

  • 少量の湯でほぐしたオートミール すきなだけ
  • 卵 1~2玉 すきなだけ
  • しお すきなだけ
  • 胡椒 すきなだけ

作り方

  1. 加熱した鍋に油を多めに敷き、溶き卵を入れる
  2. オートミールを鍋に入れ、卵と混ぜながら加熱する
  3. 十分に火が通ったら具材を入れる。なければそのまま塩コショウ。
  4. 完成。なんだこれは。

なんだこれは。

チャーハンとは名ばかりの、アバンギャルド燕麦団子。オートミールチャーハンである。

湯でほぐしたオートミールというのは酔った四方山坂太郎くらい粘着質だ。

今回も十分に油ならしをして、十分に油を敷いた中華鍋に張り付きまくった挙句に赤子の拳大の玉になって落ち着いた。

炒め方がまずかったのか、水の量が多かったのか。いや、でも水ったってちょろっと入れてみただけだし。

なお、一見創作料理みたいなこのオートミール団子の卵とじは表面に調味料が張り付いており、一口食べると強烈な塩味に舌が痺れ、その後中身を食べるとオートミールの無味が口いっぱいに広がるという残念過ぎるまずい食い物の優等生みたいになってしまった。

たぶん地球人を飼い始めたケイ素生命体なんかはこんな感じの間違いをするんじゃないかと思う。ペット飼うって難しいよね。

それは置いておいて、この時点ではオートミールは炒め物には向かない。というのがひとまず落ち着いた私の結論であった。

 

オートミールはどうやって食うのがいいのかAI君に聞いてみた

それから数日、オートミールでチャーハンを作ったことなどとうに忘れている俺だったが、ある日ChatGPT君に尋ねてみることにした。

ChatGPT君は外国のおしゃべりAIで、適当なことをぶっこいてアヘアヘしてるAIのべりすと君とは違って生真面目ですぐ規約がどうので出来ませんとか宣うくせに規約がどうこう言わないときは適当なことをぶっこくという、のべりすと君より信用ならない可愛いポンコツのことである。

一説にはAIは鏡なので、アホが使うとアホに。第一線で活躍できるビジネスパーソンが使うとアイアンマンのジャービス君みたいになるという。知らないよそんなこと。嘘じゃない、それ。どうせのべりすと君が言ったんだろそれ。知らんけど。ばーか。

ほんでもって、GPT君…GTP君?どっちかわからんが、AI君にオートミールの調理法について聞いてみたところ

「野菜炒めの具にしろ」

と提言していただいた。

流石にそれはないだろと思いつつも、アホすぎるので機械による人生のコントロールが必要な四方山坂太郎はこれを愚直にも実行に移してみることにした。

時に、これを読んでいる賢明とは言えない読者諸兄は野菜炒めを作る時の問題点をご存じだろうか。

答えは水分。べちゃべちゃした野菜炒めを作るやつは2流なのだ。野菜炒めは水分を飛ばせたら飛ばした分だけ偉いのである。しかしその時になって加熱して飛ばそうとしたら野菜はぐでんぐでんになって、時には焦げ付いて、鍋に張り付き、天は裂け、海は茹だり、大地は悲鳴を上げる。終末の訪れである。人類は滅亡する。

高い火力で野菜に火を通しつつ、水を滲まさないようにつくるのはテクニックがいる。

そこでオートミールの出番だ。

オートミールは野菜炒めの最後に入れる。

根菜類などの固く火の通りづらい食品を先に炒め、ネギなどの十分加熱しなければならない野菜を炒め、その次に葉物野菜などのサッと火の通ればよい野菜を炒める。この時点で二流ならちょっと水分が出ていることだろう。そこでオートミールの出番だ。

あさましくも乾燥したオートミールというものは水分はあればあるだけ吸い取ってしまう。脂分も吸ってしまう。ここからは私の予想だが、水と油を吸ったオートミールは炒められることにより水分を先に蒸発させ、油を含んでしっとりと仕上がるのではないかと思われる。もしくは表面に油のコーティングがなされることにより形を保ったまま水分を保持することになるのではないだろうか。つまるところべちゃべちゃにならないのである。

結果だけ言えば、オートミールは野菜炒めの具として優秀な現場清掃員であるということだ。これには一つ、新しい発見を含んでいた。

四方山坂太郎はアホなので炒める前にオートミールをお湯でほぐしていたが、必ずしもその必要はないということだ。

守破離という言葉があるが、この場合は破になるだろうか。私も成長したものだと思った。さっさとオートミールからは離れたいところだ。

 

オートミールはチャーハンにしろ

さて、ここまで前置きが長くなって申し訳ないが、ここまで来たらブログタイトルとこの先の結果は読めてきたものではないかと思う。

ここまでを経た私は再度チャーハンを作るに際して、溶き卵を鍋に入れたのち乾燥オートミールをそのまま入れてチャーハンを作ってみた。

今回はタイミングが早すぎたようで、卵に火が通る前にオートミール君が油を吸ってしまい卵を鍋に張り付かせる失態はあったものの、見事にチャーハンとして完成したのを感じた。

一般的に白米でチャーハンを作る場合、勝負は短時間だ。

白米は加熱すればするほど粘度を高めてびっちゃびちゃになってしまう。故に手際よくサッと作られるチャーハンは「パラパラ」と表現され、一種のステータスとなる。

私はぶっちゃけびちゃびちゃの、家庭のチャーハンも好きであるためパラパラならヨシ、という評価の仕方には疑問があるが、今回のように乾燥オートミールで作る際にはこの点は間違いなくクリアできる。オートミールがびちゃびちゃになるほどの水分と脂分はチャーハンの初動には存在しないし、なによりオートミールは油を吸うとややしっとりとしてその形を崩しづらいのだ。知らんけど。

さらにチャーハンのうまさを考えてみると、油と炭水化物のうまさ、そして卵などの具材のうまさであると考えられる。乾燥オートミールは油を吸って自身の内に貯めこむため、油と炭水化物はしっかり混ぜ合わされて味わうことができる。

つまりオートミールとチャーハンは、相乗効果。横文字で言うとシナジーがあるのだ。やったぜ。

 

まとめ

今回の実験でオートミール君はチャーハンにするとびっくりするくらいパラパラになることが分かった。

実は今回のチャーハンには余ってたにんじんとたまねぎも入れたのだが、まぁにんじん臭くて仕方がなかった。しかし野菜の甘味が感じられ、臭さを補って余るほどオートミール君がチャーハンの炭水化物係を全うしてくれたので気が付くと完食と相成った次第である。

諸君らも一度騙されたと思ってオートミールでチャーハンを作ってみるといいかもしれない。長い人生、一度は変なものでチャーハンを作る夜もあっていいと思う。

作ってまずかったら、やーい、騙されたーって笑わせていただく。