四方山坂太郎ブログ

自分語りとゲームとエロのブログ

鍛冶屋オークのロールプレイ日記 18 Kajyaのエセリウム戦争、終戦の巻

年末休みで一気に進めるスカイリムプレイ日記です。

結局今年って2023?4?令和4年?5年?

前回の記事は

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ついにエセリウム鋳造器具への鍵となる欠片を集めきったところからです。

降霜の月、13日

まったく清々しい朝だ。宝石を持ってきたというのにタレンは嫌味を垂れてくるし、キーラバも冷たい。まぁ仕方ないね。

これから西にある遺跡と、オーク要塞へ行く。リフテンではもう特に用事は無いが、荷物の整理だけはしていこう。

取り立てクエストで殴り壊した質屋のツボも、同じのを持ってきて隣に飾ってあげた。

 

リフテンを出て、まず向かうのはオーク要塞のラーガシュプールだ。族長のヤマーズはマラキャスの呪いを受けて弱っているらしい。

幸い他の要塞で解呪のための素材を手に入れたので、おそらく賢女と思しきアダブさんに手渡す。

受け取ったアダブは長屋に引っ込んでいたヤマーズ族長を連れ出し、マラキャスの祠の前でトロールの脂肪とデイドラの心臓をあれやこれやすると、辺りにマラキャスの声が響いた。

 

全てのオークの父であり、戦いと鍛冶のデイドラはブチギレていた。

曰く、族長であるはずのヤマーズが、あろうことか洞窟にあるマラキャスの祠を巨人の好き放題にさせて放置していたのは怪しからんという。今すぐ行って、巨人をしばいて何とか言う戦槌を取ってこいとのこと。これはヤマーズも大変だなぁ。

と、暢気に構えているとヤマーズがお前のせいだと言ってきた。お前のせいで巨人と戦う羽目になったのだから、その道中は護衛しろとおっしゃる。

えぇ~…と思ったが、まぁ相手は巨人。おそらく一人や二人ではないだろう。族長と言えどそんなの相手にしていたらいくら命があっても足りない。

乗りかけた船だ。この際護衛任務も引き受けよう。

洞窟までの道が分からないので族長についていったが、微妙に足が遅い上に木の周りを回ったり一回リフテンに入ったりするので色々大変だった。道中盗賊VS野良魔法使いVS熊というよくわからない戦いに巻き込まれたりもした。

ヤマーズ族長と巨人の森デート

洞窟の中はまさしく死闘の舞台。巨人と熊と二人のオークが汗だくで取っ組み合いをするというすさまじくくさそうなフィールドと化した。

こちとら護衛を仰せつかってるので、ヤマーズより先行したいのだがこいつグイグイ前に出る。こっちはこっちで武器が無いから、誤射しないように慎重に弓を打つ。

やっとのことで洞窟の奥、巨人の森と呼ばれる場所に到達した。マラキャスの森ではないあたり、相当放置していた感じがする。そら呪われるわといったところで、ヤマーズが話しかけてくる。

金は払うから、巨人倒して戦槌持ってきてとのこと。要塞のみんなには族長が倒したことにするとか言い始めるので、お前そんなんだからマラキャスにボロクソに貶されるんだぞオーク野郎と檄を飛ばす。もちろん後ろから弓で援護はするが、相手はデイドラ。そんなその場しのぎ絶対に通用しないだろと少なからずの親切心のつもりだった。

がんばるヤマーズの後ろから援護し、ついに巨人が倒れる。ちゃんとトドメはヤマーズに取らせ、よかったよかったと思った矢先、ヤマーズが話しかけてくる。さっさと戦槌を取れ。

「ここで起こったことをしゃべられると困るので始末する」と来た。

何なんだコイツ!

そらぁ呪われるわ。こいつオークじゃなくてマラキャスが人間に変えたレタスかキャベツなんじゃないか。

ここで殴り殺しても良かったんだが、あえて生かして要塞に連れて帰ってやろうとそのまま洞窟を脱出した。

屑人間の末路

洞窟を出ると、なぜかマグニ君がいた。俺の馬だ。

マグニ君は馬のくせに滅茶苦茶に好戦的で、その辺の山賊くらいなら3人に囲まれてもしのぐ。俺の後を追って出てきたヤマーズを、マグニ君が一撃殴ると引くほど体力が削れて命乞いを始めた。

何なんだコイツ!!

 

結局山賊と同じで、瀕死になると命乞いをするが自然回復すると襲ってくる。殺さないようにマグニ君に乗り込み、全力で離れてラーガシュプールへファストトラベルした。

辿り着いた要塞では一族総出でお出迎え。何故か一緒にファストトラベルして俺に襲い掛かる族長を見て、何を思ったのかみんなで族長を攻撃し始めた。

結局ヤマーズは要塞の中には入れず、入り口で力尽きることとなった。

 

一番の身内であろうアダブさんは「ヤマーズはどうなったの…」と現実を受け入れられない様子だったが、そこでマラキャスが天の声。

ヤマーズは昔からずっとなんでも誤魔化して自分では何もしないオークの恥さらしだったと辛口批評を残し、次の族長の名前と戦槌を祠に置くよう指示を残した。

先代の族長の墓も兼ねていそうなマラキャスの祠に戦槌を置くと、途端にその槌はヴォレンドラングというデイドラアーティファクトに姿を変えたのだった。

いかにも戦いを司るデイドラの武器といった感じ。赤々と点滅する中心部が不気味。これ落ちない?

 

その後、夜でみんな眠かったのか一斉に長屋に帰ってしまった。これ俺が貰っていいの?俺が貰っていいの?

 

マラキャスの怒りを買うどころか普通に人間の屑だった族長を失ったこの要塞も、新たな出発の機会に恵まれ全員前向きに今後を考えているようだ。

2人ほど旅に連れていける者もいたが、今は人手が必要だろう。ラーガシュブールの今後が明るいことを願う。

ラーガシュブールの入り口から。皆がそれぞれの役割をこなそうと頑張っていた。

手前は腐れキャベツ野郎の死体。

遺跡へ

ただのお使いがこんな結果になるとは思わなかったが、一段落したのでそろそろ本命である遺跡へ向かうことにする。どうでもいいが、ここの賢女さんは錬金素材を売ってくれないのでちょっと残念だ。

 

結局、アバンチンゼルの扉は開かなかった。がっかりしながらその辺をブラブラ探索していると、地図にモニュメントの表示が。前回の探索でしっかり学んだ俺は、ここがそうに違いないとアバンチンゼルから北西の謎の場所へ向かった。

墓にしては広すぎ、遺跡にしては何もない場所だが山賊が根城にしていたのでこれを退治。というか辿り着く前からカトリアさんが戦っていた。

 

広間の中央には輪を垂直に交差させ矢を通したようなモニュメントがあり、その台座には歯車と円形のくぼみがある。

興奮した面持ちのカトリアさんに促されるまま、エセリウムの欠片を嵌めていくと歯車が外れ、レリーフのようなものになった。と、同時に地面が激しく揺れ始めたのだった。

思えばこの頼りにならない青白いお姉さんと初めて会ったのも、地震の続く謎のドゥーマー遺跡からだった。我々はつくづく地震に縁があるようだ。

気が付けば地面がせり上がり、急いで逃げ出し振り返ってみると建築物が現れていた。

隆起した建物は地下へ続くエレベータだった。飛び乗りレバーを操作すると、数々のドゥーマー遺跡を探検してきたカトリアさんですらわからないほどに深く、深くへと潜る。

澱んだ蒸気の漂う広間には、荘厳な鍛冶宮殿が待ち構えていたのであった。

地の底の鍛冶場

遺跡は大部分が崩れていたが、その最奥である鍛冶の間だけが煌々と溶けた鉄を光らせている。中央にそびえる家と見紛う巨大な機械こそが、我々が探し求めていたエセリウムの鋳造装置であろうことは一目でわかった。

放置されていたためか通路に吹き出す蒸気を止め、装置に触れようとした瞬間に数えられないほどの警備ロボが集まってくる。

3~4匹のスパイダーに囲まれながら、それでもなお生き残れたのは間違いなくマラキャスから賜ったヴォレンドラングの力だろう。鍛冶場にハンマーを持ってきて本当に良かったと思う。

 

迫りくるスパイダーとスフィアを張り倒しながら、最後に現れたのはやはりというか、僕らのセンチュリオンだった。その名もフォージマスター。

ボスの名にふさわしい、下からのライトアップで強大さを表現。

 

カトレアさんの援護射撃を背に、インファイトで攻める。胸部から発射される極めてレーザー染みた謎の攻撃はすべてカトリアさんが受け、辛くも勝利をもぎ取ったのであった。

ようやくすべての警備ロボを止め、鍛冶場に手を掛ける。俺はエセリウム装備のため。カトリアさんは己の研究のため。この装置が本当にエセリウムの鍛造装置なのかを確かめなければならない。

手持ちのエセリウムは今まで集めた欠片だけ。装置にレリーフをはめ込むと、装置が動き出し3つのアイテムが候補に挙がった。

一つはサークレット。効果を読む限り、2つの星座の効果を同時に受けられるという。信じがたい。

もう一つは盾。シールドバッシュすると相手の魂をはじく。結果霊体化し、干渉することも受けることも出来なくなるらしい。

最後の一つは杖。効果が書いていない。

本当に書いていない。なんだこれは…

 

カトリアさん的にはこの中の一つでも作れば、エセリウムの鋳造装置であったことが証明されるのでヨシ。なのだが、個人的には盾が非常に気になると同時に杖の効果を見てみたい気持ちもある。

結局悩みに悩んで杖を作ることにした。だってこのまま盾作っても杖が気になるだろうし。

 

杖を作成した後、カトリアさんは歓喜し感謝の言葉を述べた。感謝したいのはこちらの方だ。カトリアさんの日記が無ければここまでたどり着けなかったのだから。

伝説の金属、エセリウムは4000年の時を経て、この杖に今ここで生まれ変わったのだ。

自らの研究の成果を見届けたカトリアさんは静かに昇天していった。多分ノルドだからソブンガルデに行ったのかな。霊の昇天を見るのは良いものだ。

 

達成感と別れの余韻に浸ってから、改めて杖の性能を見ることとした。しかし、サークレットと盾、どちらも神秘の力を操るらしいので杖も何か凄まじい能力を持っているのではないだろうか。予想としては、他人を操って味方にしたり死霊術ではなく人間を完全に蘇生させたり…まさかチーズにはならないだろう。

そう思いとりあえず虚空に向けて振ってみると、ドワーフスフィアが一体召喚された。

ドワーフスフィアとは、さっきまで戦っていた警備ロボの一体だ。

えぇ…

ショボ…

エセリウムを巡る冒険のおわり

エセリウムは伝説上の金属ではなく、今この手に間違いなく存在している。

しかし、それは現代の技術で容易に産出できる代物ではなくこのガラクタ召喚棒に使ったものが最後だ。

あることが分かった。それでよしとしよう。

いまはヴォレンドラングと共に農場のタンスの肥やしになっているが、いつか取り出したり仲間が出来たら持たせたりするだろう。きっと。いつか。しらんけど。

 

そういえば農場に付呪器が無くてずっと不便をしていたが、相当前に家を譲る旨が書かれた手紙を貰っていたことを思い出した。翻訳がされていなかったのでわからなかったのだが、最近見返すとどうやらそのようなことが書いてあるらしい。

今日はまだ日が高いが、ゆっくり休んで明日からまた再起動といこう。