ついにちゃんとした日本語化を果たしたスカイリム日記です。
結局英語版のデータ消して、日本語版を落として文字化けにはフォントMODで上書きというめちゃくちゃな力技で対応しました。
前回の記事は
ウインドヘルムの錬金術師から依頼を受けて洞窟へ行くところからです。
エルフやドゥーマーの装備を作ることができるでしょうか。
収穫の月、25日
錬金術師ヌレリオンの依頼で、見捨てられた洞窟から白い小瓶を取りに行く。
キャンドルハースホールの部屋から外に出ると、ロルフという男が大声でエルフの悪口を言っている。へ、ヘイトスピーチ…!
他人を平気で中傷する彼の態度も気に食わないし、なんならオークだって実はエルフだ。その発言、私へ喧嘩を売ったと取らせてもらう。正々堂々ここは暴力で解決しようじゃないか。
男は100ゴールドを賭けて殴り合いだと提案してきた。好都合。誰だと思ってるのだね私を。クマを見ては殴り倒し、山賊も殴り倒し、サーベルキャットは怖いが狼は殴り倒した鍛冶屋Kajyaとは俺のこと。真っ赤に焼けた鉄よりお前の頭の方が柔らかそうだぜ。
とか言ってたら奴め、金が足りないからやらないと来た。腰抜けめ!と思ったら、こっちの金が足りないということらしい。ぐぬぬといった感じ。
気を取り直して出立。目指すは北西の見捨てられた洞窟だ。第一の目標は長月石とドゥーマーの金属くずの回収。無ければ他の鉱石。余裕があれば、白い小瓶を取ってこよう。
いざ
外は吹雪いていた。芯まで冷えそうな強い風雪は視界と音を奪っている。
幸い今のところ襲われる気配はない。
ウインドヘルムの西にあるアンガの工場からさらに西に行ったところで、無人のキャンプを見つけた。
近くにカニが数匹いたので今夜はカニ鍋だと弓を取り出していたところ、滝つぼから何か流れてくるのが見えた。稀に馬車やその荷物が流れてくることはあったが、今回はなんと人骨だった。
特に何かを持った遺体ではなかったが、滝の裏に隠し財宝というべき物資の山が見えた。銀の兜と水銀のインゴット。兜は装備しないが、水銀のインゴットとはまた珍しいものを手に入れた。この興奮が冷めやらぬうちに、おそらく元の持ち主であろう遺体をキャンプに寝かせてその隣で日記をつける。死人には要らんだろう。代わりと言っては何だが、山の花を供えさせてもらう。ソブンガルデかどこかに行けたことを願う。
目的地に近づいてきたとたん、白い狼に襲われた。どうやらこの辺りは狼の縄張りらしい。2つの群れに襲われることになった。
しかもこの白狼は普通の狼とちがってやけに強い。厳しい気候に適応して荒々しくなったのだろうか。ノルドも寒いとこに住んでるから戦争ばっかしてるのかもしれない。
見捨てられた洞窟の周りには意味深な遺跡だらけだった。円形のストーンヘンジや、ノルドの遺跡特有の積み石。洞窟の入り口には埋葬壺が置かれている。故人の遺骨やゆかりの品が入っている奴だ。まぁ今やただの置物だ。中身は貰っていく。
どうやらこの洞窟は墓のようだ。鉱脈は期待でき無さそうだなぁと思いつつ、探検前の一休みだ。
墓荒らし
中に入ると普通の洞窟らしい岩場だったが、少し進むと古代の遺跡然とした石造りの、まごうことなき正真正銘のダンジョンだ。ドラウグルが起き上がり侵入者である俺に襲い掛かるが、そこは全身鋼鉄重装備。意外と危なげなく進めている。
炎の吹き出す床やペンデュラムなど殺意の高いトラップが多い中、ドラウグルにも魔法を使うものが現れた。まだまだ殴り勝てる相手なのが救いだが、今後の戦いはますます厳しくなるだろう。回復薬を作らなければ。
振り子刃のトラップの先には、なんだか荘厳な広場が待っていた。
左右からドラウグルが現れるとともに、中央の棺からひときわ強大そうなドラウグルが現れた。クラルミルと呼ばれた彼は、錬金術師であり白い小瓶を作り出した張本人であるらしい。そんな人間がなぜドラウグルになってグレートソードを振り回してるのか全然わからないが、鍛冶屋が盗掘しているのだから不思議ではないだろう。
堅牢な装備と付呪付きのグレートソード、そして手下からのタコ殴りで回復アイテムをほぼ使い切っての接戦だったが、ギリギリのところで勝利することができた。
鍛冶屋オークと錬金術の部屋
広場の奥には妙な台座がおかれた小部屋が一つだけ。これが依頼者の言っていた、錬金術に精通していないと入れない部屋の入り口に違いない。書いていなかったが、そんなことを言っていたのだあのヒゲは。
早速汚い色の混合物を台座にそそぐと仕掛け扉が開く。どんな仕組みなのか気になったが、その先の部屋を見て損な些細なことは忘れてしまった。
さすが名高い?錬金術師が残した部屋だ。シャウラスの卵やトンボ、薬草の類に…奇妙な肉?なんだこれ。錬金素材に書籍にと宝の山だ。
しかしまぁ、ゴールデンヒル農園の地下室と言い、ここといい、回復作用のある素材が一切存在しないというのが持ち主の性質をよく表していると言える。
白い小瓶は部屋の中央に仰々しく飾ってあったので、早速頂いておいた。
ウインドヘルムに戻る時にはすでに午前3時。長い戦いだったように思う。
ここまでの苦労をしたが、手に入れた小瓶にはひびが入ってしまっていた。
それを見た依頼主ヌレリオンは大層落胆した様子で、5ゴールドだけ手渡すと死んだように寝込んでしまった。5ゴールドって…
弟子に追加で報酬を貰ったが、ほかにできることは無かったのだろうか。いくら口が悪く変な名前でも、あの様子を見せられると心が痛んだ。なにかそういったアイテムの修繕ができる人間がいたとしたら、白い小瓶を治しに訪れることとしよう。
当初の目的
さて、一仕事終えてすっかり忘れていたが、本当は鍛冶屋のオッサンのために骨董品の剣を探しに行くのが当初の目的だった。幸いまだ回復薬には余裕がある為、この足でそのまま探しに行ってしまおうと思う。
場所はクラグワロウ・スロープ。目的はフレイディス女王の剣。方向は南東。準備ヨシ。出発だ。
襲撃と怪奇
ウインドヘルムを出てから少し歩く。農園の近くに山に向かって伸びる道があったので、そちらに入ってみると狩人のキャンプがあった。
様子がおかしい。キャンプの向こうにはなんとフロストトロールが雄たけびを上げており、狩人たちは及び腰で弓を放っている。結局気が付いたころには1人がやられ、倒したころには狩人たちは全滅していた。
被弾覚悟で突撃していれば、一人くらいは助けられたかもしれないと後悔が付いて回る結果となってしまった。
そこから山道は途絶えてしまったので、ウインドヘルムから延びる農園沿いの街道を歩く。途中「裏切者の位置」という変な名前の廃屋があり、挨拶もなしに氷魔法を浴びせられると同時に頭に矢が刺さった。
本当に刺さった。死ぬかと思ったというか、死んだと思った。
泣きながらポーションをがぶ飲みし、弓で遠距離から仕留めようとすると相手の親玉も弓を取り出して射撃戦となった。外れた矢をよく見れば、鋼鉄の矢だ。その辺の山賊はせいぜい鉄の矢なので、先ほど死にかけたのは頭に受けたからともあれこいつの矢が原因だ。ゆるすまじ。
結局弓に毒をたっぷり塗り込んで撃ちまくり、なんとか勝利となった。
廃屋の中は特に何もなく、ただただ人を殺してしまっただけになり余計に疲れがこみ上げる。
名前は、山賊グループの裏切者が潜伏していたということだろうか。それなら無警告射撃もやむなしといったところだが、いかんせん相手が悪かったようだ。
襲撃はまだ終わらない。そのすぐ先の街道で、何が起こったのか。突然周囲が殺気立ったと思えば、氷の生霊が襲ってきた。
とげとげしい魚の様なそれは、地面から氷の棘を生やして…本当に死ぬところだった。
奴ら素早いから攻撃が当たらない。雪山で氷の生霊と出くわしたら、正面から戦わないほうがいい。背中を向けて走って逃げた方が被害は少ないだろう。少なくとも素手で戦うよりは。
そこからまた少し歩いた墓の近くで、狼の群れを見つけた。狩って毛皮を…と思い近づくと…
信じてくれ、俺は確かに見た。
骨の狼だった。動物のスケルトンなんて死霊術聞いたことが無い。しかも術者はどこにもいないし、どうも人間のスケルトンとは様子が違う。確かに見た目はスケルトンだが、健やその周りの筋肉が残ったグロテスクな姿をしている。こんなやつ初めて見た。
自分でやったんじゃない。確かに動いて嚙みつかれた。
地図で言うとスカイリムの境界線の辺りと言えば大体の場所がわかるだろうが、この世とあの世の境界だったのかもしれない。そう思うくらいには薄ら寒い体験だった。
どうやら目的地から離れていると気が付いたので、道を引き返すと更に山に入る道を見つけた。
クラグワロウ・スロープはおそらくこの山の向こうだ。そうであれば、この道を通って山を抜けるほかあるまい。そう思ったのが運の尽きだった。
その坂道を上った先には、祠があった。集落にあるような小さいものではなく、家くらい大きいものだ。おそらく熱心な信者はここまで巡礼に来るのだろうと思う。
しかしそこには誰一人いない。辺り一面に血の跡。檻と、ナイフと毒の瓶。皮なめし台が意味ありげにおいてあり、祠の周りには大量の焼け焦げた死体。一体何が起こっているのか分からないが、少なくともろくな神ではないだろう。
周囲を調査すると一人の学者の死体を見つけた。なんでも何とかブランドとか言うボエシアの力が宿った剣を求めてスカイリムまで訪れたが、信者に付きまとわれてこのありさまということらしい。
神の力が宿った武器は気になるが、カルトには近づかないが吉だ。
休憩
恐ろしい祠の有様を見て一刻も早く山を下りたくなったKajyaだったが、なにせ戻れば振出、進むにも道が無い。それならばと、岩の間を縫うように歩いてみたがこれが失敗。完全に道に迷ってしまった。どこを歩いているのか分からないので、これなら時間がかかっても街道まで戻ればよかったと後悔していると下の方に溶鉱炉の光が見えた。
このふもとの村はカイネスグローブと言い、まぁ問題をかかえてそうな集落だった。
それより俺の心をくすぐったのは溶鉱炉の横に積み上げられた緑の鉱石。クジャク石だ。こんな鉱石見たことが無い。是非、この手で採掘して加工したい。
そのために今日の所は寝床と酒だ。
誰かに話を通さなければと思っていたが、別に何かあるわけでもなく鉱山に入って勝手にクジャク石を製錬してきた。
そろそろ出発しようと思い、街道で地図を広げようとしたとたん力が抜けた。
東に見えるあの要塞は、ウインドヘルムじゃないか…一周して戻ってきたのか…
もう少しカイネスグローブでゆっくりして、酒でも飲みながら洞窟に向かうとしよう。なんだかやってることの少なさの割には疲れが出る冒険だった。
次回の記事は