「週刊デイドラに会う」と化してきたスカイリム日記の続きです。
前回の記事は
創刊号はチーズがついて890ゴールド
薪木の月、15日
ウィンキングスキーヴァーで目覚め、鍛冶屋のベイラントからインゴットと鉱石を買って鎧を作る。そろそろ新しい素材で装備が作れそうだが、その前にこっそり習得していた黒檀の装備を一度も作ったことが無い。インゴットが無いからだ。どこの鍛冶屋も道具屋も、鉱石すら売っていない。黒檀鉱脈を探してまた旅に出ようかと思い始めてきた。
そこで今、何を作れるのか確認していると黒檀装備のスキルを取っていないことが分かった。勘違い勘違い。
最近習得したのは高度な鍛造術で、これによってノルドの装備が作れるというもの。結局それにも黒檀は必要だ。各地を練り歩いて買い集めなければならない。
それにはやはり徒歩にて参るわけにはいかぬゆえ、馬を買おうと思い立った。それにはやはり金が要る。金策と言えば錬金術だ。
錬金素材はいくらでも手に入るから、今や鍛冶のスキルより錬金のスキルの方が高い。アイデンティティが問われる。
錬金術の素人にアドバイス。道に青い花が咲いていたら問答無用でむしり取れ。体にいいのでむしゃむしゃ食えば、同じ量でもシカの生肉をかじるよりは回復する。
馬をタダで手に入れる方法、250G
馬を買いに馬屋へ行くと、野生の馬の地図とやらが売っていた。
馬の値段がいくらかはわからないが、鋼鉄の鎧より安いならこっちの方が得だろうとどんぶり勘定で地図を購入した。馬買ってくるって言って、笑顔で紙切れ持って帰ってくるんだから落語に出てくる間の抜けたやつよりボンクラだと思う。
どうやらスカイリム各地に飼いならせそうな野生の馬が5,6頭いて、それを捕まえて馴らせば自分の愛馬にできるということらしい。ここから一番近い馬は…
ソリチュードの馬屋であるカトラ農場から川を渡ってドラゴンの古墳の近く。茶ブチの馬らしい。ポニーみたいなイメージでちょっとダサいが、馬は馬だ。
ところで、ドラゴンの古墳とは?
古墳とやらを探して対岸を歩いていると、突然どこからともなく毒液を吐きかけられた。シャウラスとか言うクソデカい虫に、一瞬で体力を6割近く持っていかれて死にかけた。
ダメ押しと言わんばかりにカニがケツを殴ってくる。なんとか殴り倒してポーションを飲む。毒の後遺症は特にないらしいが、川縁の敵はこんなやつばかりなのだろうか。体を確認していると、大けがをしていることが分かった。尻が二つに割れている!カニめ!
おじさん臭いギャグを一人でかましたところで、小屋があったので立ち寄ってみた。ここはミーコの小屋。ミーコとは?可愛い名前だが、またハグレイブンだったりしないよな?
警戒していると、中でノルドのオッサンが死んでいた。日記には重関節症で死期が近いことと、ミーコの身を案じる内容が書かれていた。ペットなんだろうか。
雨が降ってきたのでここで日記をつけることにする。
ここまでに2つのキャンプを見つけた。一つはなんとかのアミュレットを探す魔術師のキャンプ。手記だけが残されていて、近くの洞窟がその目的地なのだろう。お宝探しの横槍はろくなことにならないのでスルー。
もう一つは…日記らしいものが置いてあったのに読むのを忘れた!チクショウ。
まぁ近くに血まみれの骨があった辺り、ろくな場所ではない。そのあたりでシャウラスに襲われたのだ。あんまり近寄りたくない。
運命の出会い
馬屋を視界に入れながら、川沿いを探してもなかなか見つからない。ホントにいるんだろうな。馬屋のオッサン今頃膝叩いて笑いながらエールでも飲んでるんじゃねーのか。
と、若干疑心暗鬼になっていると草むらの向こうから音が。シャウラスかと思って身構えると、普通に馬が出てきた。
どこかへ逃げ去る前にと飛び乗り、振り落とされ、追いかけて飛び乗り、また振り落とされ、追いかけて、追いついたらデカい鹿で、一回見失いながらも何度かアタックすると俺の愛が届いたのか、半ばあきらめの目で俺を見る良い毛並みの馬をスカウトできた。いいじゃないか。いい馬だ。
馬屋に行けば名前が付けられるというので、さっそくオッサンに話しかける。
そうだな、馬、ホース、キャンドルハースホール…
強そうな名前がいいな。チャリオット…戦馬…船場吉兆…
などと一人で悩んでいると、登録料(登録料?)を受け取った馬屋のオッサンが
「よし、じゃあアグニ!」と勝手に名前を付けてきた。
お前が決めるんかい!と思った。アグニも思ったことだろうと思う。
色々あったが、目的の馬も手に入れたことで今後はさらに順調になるだろう。順調になってほしいな。
愛馬と。鎧を付けたらなんかすごく…将軍っぽい!逆光で見えないが。
馬を駆って帰宅
じゃあこのまま帰ろうか、走って!とおもったが、帰り道に山賊にぶち殺された気がしたのでファスト帰宅をする。
帰宅と言えば、読書感想文のコーナーだ。
殺害ー自分がやられる前に エルドアド・コルバス著
これはかなり重要な実用書だ。この世界を放浪するには数多くの敵と対峙する覚悟を持たなければならない。対峙し、打ち倒すにはどうすればいいのか。それがこの本に書いてある。武器の扱い方、盾の扱い方、そして頭の使い方だ。どこかの宿屋には客室にこれがおいてあったが、とても商売上手だと思う。
恐らく昨今はそんな奴珍しいと思うが、これからタムリエル、ひいてはニルンの地。特にスカイリム地方を冒険しようとする者がいるならば見つけ次第読んでおいた方がいい。
栄光からの衰退 ニシウス・リダリ著
これはノンフィクションのルポだと思う。
スカイリムの盗賊ギルドは、かつてタムリエルの一大勢力であった。しかしこの20年で彼らは単なる町のごろつきにまで落ちぶれたのだという。
その謎を追って盗賊ギルドに潜入したのがリダリ氏だったというわけだ。
ギルドマスターの死が関係しているとされているが、詳しいことは目下調査中。潜入先が盗賊ギルドなだけあり彼も窃盗に加担しているらしいが、彼のジャーナリスト魂には感服するばかりだ。
2巻を見たことが無いのだが、これはこの本が新刊で鋭意執筆中ということなのか。それとも…
他兵科戦術 コダス・カロヌス著
かつてウッドエルフとカジート族との間に五か年戦争と呼ばれる争いが発生した。その期間にヴァレンウッドの森という場所で起こった戦闘について書かれた本だ。
ウッドエルフは森に生きるエルフで、草木を神聖視してそれを操る魔法を使うことができるとされている。見たことは無い。
カジートは猫族と言われる通り、猫の姿をした亜人種?これ差別になるのか?アルゴニアンを蜥蜴人間と説明すると差別になるのか?そのあたりのモラルがない。まぁそれはいい。カジートはひとくくりにカジートと呼ばれるが、大柄な種族、より人間に近い姿の種族、完全に猫の姿をした種族など様々な種族がいるらしい。見たことは無い。
ヴァレンウッドでカジートが行ったのは、木を切り倒してボズマー(ウッドエルフ)を陽動して逃げ場を失くし、相手が陣を張ったところでカジートも陣を展開。
相手が突撃すると大柄で戦闘が得意な種族が白兵戦を仕掛け、樹上に陣取っていた射手を魔法が得意で身軽な種族が殲滅したということだ。
この兵科を使い分けた戦術により、カジートは50人程度の戦力で敵の2つの軍団を全滅させたということだ。
軍人様には学ぶことの多い本だが、我々のようなソロにはあまり参考になることが少ない。要は適材適所がカッチリハマれば最大限の力が発揮できるぞということくらいか。読み物としても面白いので、お暇なら読んでみるのもいい本だと思う。
しかし、これにも詳細は第二巻で…などと書かれているがタイトルには巻数表示は無い。これは一体…?
エセリウム戦争 タロン・ドレス著
ドゥーマーが存在していた時代。ノルドは彼らの土地に侵略を試みていたが、100年以上破られたことは無かった。しかしある時、急に弱体化したドゥーマーはノルドの侵攻を許してしまう。その背景にあるのがエセリウムという鉱石にあるという学者か何かがまとめた本だ。
エセリウムは尋常では加工できない鉱石だが、それは強力な魔法の力を秘めているらしい。
ドゥーマーはこの加工技術を開発したが、その領有をめぐって内輪揉めして弱体化。ひいてはノルドの侵攻を引き起こした。のちにエセリウムの研究がされた形跡はないとのこと。しかしその鍛造器具はどこかにあるかもしれない…と、鍛冶屋にはたまらない情報が載っている。
その鉱石はドゥーマーの廃墟で見つかる、冷光を放つ青白い青い結晶だそうだ。是非お目にかかりたい。
石と言えば
読書はこの辺りで終いとするが、エセリウムで思い出したことがある。
いつ拾ったかは覚えていないものの、妙な石がポケットに入っている。赤く細長い宝石で、若干宙に浮いている。シロディールでも見たことがある気がする。
魔法の力を持つことは明白だが、エセリウムのように鍛造できるとしたらかなりの武具が作れるだろう。これが何か、知る人を探しに行って見ようと思い立った。
そこそこ貴重な石だが、これと言って用途は無い。魔法の品だろうか。
石の鑑定ができる人間はリフテンにいるらしい。いいものであれば嬉しいのだが、特に何もない石なら売り飛ばしてしまおう。
道中、商人を偽った山賊にだまし討ちを受けたりまだレイブンではないハグと戦闘になったりした。内戦など無くても十分世は乱れている。
馬のアグニ君は血の気が多く、敵とすぐインファイト始めるのですこし心配だ。
山の中でサレシ農場という農場を見つけた。やけに耳鳴りが強いと思ったら、ここではなんとニルンルートを栽培しているらしい。なぜこんなところで…と思わないでもないが、もっと評価されるべき偉業だ。
ジャズベイを20個調達してきてほしいと言われたので、見かけたら集めるようにしておこう。しかし、ニルンルートの音はうるさい。マンドラゴラなんじゃないのか。
農場で一休みしてさらに東、リフテンへ向かう。
リフテンは盗賊ギルドの本拠地ということもあり、衛兵が通行料を払えと要求してきた。汚い。さすがリフテン汚い。山賊と変わらないじゃないか。
一応汚職の後ろめたさはあるようで、そこを指摘したら快く通してくれた。親切な衛兵さんだこと。
街に入るとモールという男が「見ない顔だな」と急に話しかけてきた。「じゃあお前見たことあるやつが通ったら『見たことある顔だな』とか挨拶して回ってんのかコラーッ」と思いながら話をしていると、珍しい石について情報を持っているという。
石の鑑定はモールではなく盗賊ギルドのメンバーが出来るらしい。お前はどこまで行っても村人Aなんだな。
盗賊ギルドの本拠はラットウェイという場所であるらしいのでそこの調査をしよう。
その前に、リフテンの門で待たせたアグニ君の様子が気になったので外に出たところでフリーズした。どうやら今回はここまでのようだ。
盗賊ギルドは一筋縄ではいかないだろうが、この石の価値が分かればそれでいい。用だけ済ませてこんな治安の悪い町からは早く離れたいと思う。